クリスティアーノ・ロナウドは、今夏のユーロ2024のスロベニア戦でポルトガルの重要なPKを失敗し、涙を流した時の気持ちを説明した。元マンチェスター・ユナイテッドのフォワードは、その動揺の理由も明かした。
ベスト16の試合が0-0で推移する中、延長前半終了1分前にポルトガルにPKが与えられた。PKのスペシャリストであるロナウドがシュートを決めてポルトガルを勝利に導くと期待されたが、彼の力強いシュートはスロベニアのゴールキーパー、ヤン・オブラクに見事に阻まれた。
アル・ナスルのフォワードはその後涙を流し、そのことで批判を浴び、大会で最も象徴的なシーンの一つとなった。ポルトガルは結局準々決勝に進み、PK戦でロナウドがゴールを決めた。
ロナウド、ユーロ2024の涙を説明
ストライカーは自分に失望した
ロナウドにとって生涯忘れられない瞬間となったこの瞬間について、バロンドールを5回受賞したロナウドは、プレッシャーのかかるPKを失敗に終わったときの心境を明かした。自身のYouTubeチャンネルで語っている。 元マンチェスター・ユナイテッドのチームメイト、リオ・ファーディナンドとのインタビューで39歳の彼はこの事件についてこう語った。
「自分のしていることに情熱を持っているときは、自分の感情を心配することはできない。例えば、私はPKを外した日に泣いた。オブラクが素晴らしいセーブをしたと思う。私が泣いたのは、PKを決められずポルトガルが敗退したら世界が崩壊してしまうと感じたからではない。リオ、それはそのせいではない。この人たちは私のことを知らない。」
ワールドクラスのフォワードは、チームが直面するかもしれない結果から涙が出たという考えを否定した後、PK後の感情の理由を説明した。彼は次のように語った。
「想像してみて。最後の27回のPKで決めた後、1回ミスしたら、その間は自分を責める。スタジアムに来る人、子供、母親、恋人、みんな、そのことで悲しくなる。私がPKを外したらポルトガルが私に襲い掛かってくると思っていると思う?クリスティアーノがPKを外したから我々が負けたと言うのか?そんなことは考えてもいなかった、神に誓って。」
ロナウドは最後にこう付け加えた。「自分自身にプレッシャーをかけていたから、心の中では自分が世界最高の選手だと信じていた。だから、物事がうまくいかなかったときも、同じように感じるんだ。プレッシャーは好きだけど、そう感じるんだ。PKを外したとき、自分が、ファンが、家族に申し訳なく思った。人が言うことのせいじゃない。自分を表現しなければならない。こういうことは隠せない」
ロナウドのポルトガル代表での国際記録 |
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トーナメント |
出演 |
目標 |
アシスト |
ワールドカップ |
22 |
8 |
2 |
ユーロ |
30 |
14 |
8 |
UEFAネーションズリーグ |
11 |
7 |
2 |
全競技合計 |
212 |
130 |
45 |
彼にとって最後のユーロダンスになる可能性もあった
ポルトガルは準々決勝で敗退した
準々決勝に進出したポルトガルの大会での活躍は、このラウンドで終わりを迎えた。2018年ワールドカップ優勝国フランスが、またもや0対0の緊迫した試合で、PK戦でイベリア半島のチームを5対3で破った。
ロナウドは12ヤードからのシュートを決め、これが欧州選手権での最後のタッチとなったかもしれない。2月に40歳になり、キャリアの後半に差し掛かっているこの気まぐれなフォワードは、43歳になる2028年に出場する可能性は低い。サッカー界の偉人の一人を除外することは決してできないが、ゴールスコアラーにとってはそれも無理があるだろう。ただし、2026年のワールドカップでは、米国、カナダ、メキシコのピッチに立つことが予想される。