『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの生みの親として知られる、著名なアニメーター兼監督の庵野秀明氏が、足を負傷し入院した。庵野氏は今後、療養のためしばらく滞在することになり、その結果、今後予定されていた出演はすべてキャンセルとなった。
カラーの公式サイトによると、庵野氏は左足の複雑骨折のため「しばらく」入院するという。7月31日に発表された全文声明には、「庵野秀明は2024年8月にいくつかのイベントに出演する予定でしたが、左足の複雑骨折のため、しばらく入院し、出演をキャンセルせざるを得なくなります」と書かれている。
「関係者やファンの皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。しばらくは治療に専念させてください」NHSは複雑骨折を「骨が皮膚を突き破ったり、最初の外傷で骨折した骨が露出したりする複雑な骨折」と定義している。
庵野秀明監督が負傷しガンダム展と『殺人狂時代』上映会への出演をキャンセル
庵野氏の負傷の経緯は不明。同氏は8月11日に兵庫県で開催される「スペシャルトーク:安彦良和×庵野秀明」に出演する予定だった。この展覧会は、アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズのキャラクターデザインと総作画監督を務めた日本のアニメーターで漫画家の安彦良和氏に捧げられたものだ。
安彦氏は最近、ガンダム生誕45周年と月刊ガンダムエース創刊23周年を記念して、アムロとシャアの新しいアートワークを6月にリリースした。
庵野監督はまた、8月12日の『殺人狂時代』上映後のトークショー出演もキャンセルせざるを得なかった。岡本喜八監督、東宝インターナショナル配給の同作品は1967年に公開され、庵野監督に大きな影響を与えた作品の一つである。
「殺人狂時代」は、岡本太郎の生誕100周年を記念して、8月1日から21日まで日本で上映される。岡本太郎は1924年に生まれ、2005年に亡くなった。庵野監督のほか、機動警察パトレイバーシリーズで広く知られる有名なアニメ監督兼メカニックデザイナーの出渕裕氏も参加する予定だ。